はなまるうどんでバイトしてた時の話
大学時代は人生の底だったと思う。
どこが底なのか分からなくなるほど転げ落ちていたので、記憶が曖昧です。
確か一年位の間、新宿のはなまるうどんで店員をしていた。何で応募したのかはサッパリ覚えていないけど、多分賄いが欲しかったんだと思う。それしか理由が無い。別に食に困ってたわけではないです。
とにかく中高生の時に一度行ったきりのうどん屋で、私はバイトを始めた。
ひたすら麺を湯掻き、盛付けるだけの日々。一週間のうち一体何日授業へ出ていたんだ。
湯切りの音を小気味よく響かせ、片手で卵を割る程度の能力が身につく頃には、すっかりうどんに洗脳されていたのだった。
〜およそ十年前によく頼まれたはなまる裏メニュー〜
① 出汁抜き
かけを注文する
湯掻いた麺と青ネギだけのシンプルな状態
温醤油の大根おろし無しver
② セルフごまねぎ
かけと追加ネギを注文する
苦情が来そうなボッタくりメニュー(正規だと倍額)であったが今は亡くなった様子
③ ダブルかけ小
出汁分、おトクだね
かけ小は頼み辛いだと?
体感5割位の人はかけ小か中を注文してたから安心して頼めばいいと思う。
さて、唯一の楽しみは賄いのトッピングを何にするか考えることだった。日に100円の控除で好きなメニューをというシステムだったのですが、セルフなのでチートし放題。
そして辿り着いた最終形態。
めかぶ+とろろ昆布+わかめ+とろろ+柚子皮+おくら
カレー+肉増し+温玉
オリジナルメニュー開発に励み続けた結果、通常ラインナップが物足りなくなってしまい、辞めてからはしばらく足が遠のいてしまった。
グラス一杯のはなまる醤油を飲みほしていたリーマンよ、今も生きていますか。