とうきょうのおいしいうどん

うどんに関する備忘録

「脱サラして飲食店オーナー」

見事なまでに不穏な響き。
こんにちは、脱サラ反推進派です。
個人的な印象だけで失敗を前提として語るのはナンセンスですが、自戒として書く。


組織に守られているというのは、人並みな幸せを享受できる人生を約束されている状態で、いち消費者でいれば、気ままで無責任なままでいられる。それでも会社員であることを辞め、起業したいというのは、原初には少年誌的な想いがあると思う。

平凡な人生はつまらない。
今の生活を捨てても、挑戦したい。
夢を実現させたい。

自意識を覚醒させた者は二通りに分かれます。生きる者と死ぬ者。その差は力があるか無いかに尽きる。

無能な働き者は銃殺刑にするまでもなく、独立して三、四年で社会的に死にます。
そして世の中にはハイエナしかいない。

Q. 何に殺されるか?
A. 金と周りの人間と自分自身に。

【夢は夢のままにしておくべき奴リスト】
①職人気質である

・モノづくりが大好き!終日打ち込める。

・その道を極めたい。自分にしか作れない物を作りたい。

・凝り性である。

→永遠に個人の趣味でやって下さい

②身の程を知らない

・「絶対成功する起業の仕方!」とか訳の分からん経営コンサル会社の講座や情報商材に飛びつく

フランチャイズに興味がある

・時流を読めない

→お前は絶対に何もするな

③自己管理ができない

・金と時間の管理ができない

・見積りが甘い

→銃殺刑

①は女房役がいれば、まだ人間でいられるけれど、②③を併せ持った場合、若しくは女房役が不在になった場合には最もタチが悪い印象。
投機的な動機でなく、高い自意識に根ざす分、死ぬに死なれずにゾンビ化する割合が高い。ビジョンを語る口はあるが、そんな事はそもそも誰も頼んでいないという事を聞く耳は持たない。

“起業に向かない人の「7つの特徴」”
http://www.shinoby.net/2015/05/4893/

1. 完璧を求める人
2. 人のせいにする人
3. 得意分野を持たない人
4. ネガティブな人
5. 健康管理ができない人
6. 夢中になれない人
7. こだわりを捨てられない人

だそうです。
ただ、逆に考えてみれば、これらの要素を持たない人、つまり起業に不向きでない人間なんぞ、世の中にどれ程いるのか?

「自分は経営者としては不向きな性分かもしれない」
「能力があるか分からない」

それでも踏み切る事が出来るというのは、一線を越える事が出来る強さで、それさえあれば経営者になれる。なるだけなら。

「それでも一度きりの人生なのだから思い切ってみたい」

もし思い立ったら、もし迷いを捨てたら、
社会的抹殺が眼前にあるという緊迫感を持ち続け、臓腑を撒き散らすような無惨な姿になる前に自死し、死に損ねた場合や死ぬ勇気がない場合、(あなたの周りが)悲惨な目に合うので、身近に介錯人を用意してほしい。


内臓を投げ付けてくるゾンビくんには辟易しています。武士の魂とはいわないまでもせめて人間でいてほしい。