【全4回】うどん手打ち体験
その後体験教室へ通い、計量〜茹で上がりまでの全工程を一人で出来るようになりました。
とりあえず道具が無くても何とかなる。
簡易回顧録。
地粉500g・所要時間約3時間。
・初心者編
テーブル4人に一人担当講師が付いて、参加者が順番に生地を触って踏んで切ってという流れ。
ほぼデモンストレーション。
切り立ての麺を前にこうして出来上がるのだなあという感動を覚えて終了。不揃いながらも美味しかった。
・中級者編
用意してくれた甘辛濃いめのつゆが好みだったこともあり、せっせと参加継続 (といっても月1開催)。回を追う毎に粉の種類や配合を変えたり、自分で生地を扱う時間が増えたりと飽きずに通えた。4回目で大体一人で打てるようになりました。
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自家製麺というと職人的な敷居の高いものと思い込んでいたけれども本当にシンプル。誰でも作れる。
初回家麺は太い上に水分が足らず、芯の残ったすいとんみたいな食感になり失敗。見た目もパサっと硬そう。
リベンジ戦ではきっちり計量した結果、教室で作ったものと遜色無い出来栄えになりましたとさ。
500gで大体5〜6食分になるので、作り置きしています。自宅用に買ったのは100均の麺棒と計量カップのみ…
やってみると案外形になるものだ。
「脱サラして飲食店オーナー」
見事なまでに不穏な響き。
こんにちは、脱サラ反推進派です。
個人的な印象だけで失敗を前提として語るのはナンセンスですが、自戒として書く。
組織に守られているというのは、人並みな幸せを享受できる人生を約束されている状態で、いち消費者でいれば、気ままで無責任なままでいられる。それでも会社員であることを辞め、起業したいというのは、原初には少年誌的な想いがあると思う。
平凡な人生はつまらない。
今の生活を捨てても、挑戦したい。
夢を実現させたい。
自意識を覚醒させた者は二通りに分かれます。生きる者と死ぬ者。その差は力があるか無いかに尽きる。
無能な働き者は銃殺刑にするまでもなく、独立して三、四年で社会的に死にます。
そして世の中にはハイエナしかいない。
Q. 何に殺されるか?
A. 金と周りの人間と自分自身に。
【夢は夢のままにしておくべき奴リスト】
①職人気質である
・モノづくりが大好き!終日打ち込める。
・その道を極めたい。自分にしか作れない物を作りたい。
・凝り性である。
→永遠に個人の趣味でやって下さい
②身の程を知らない
・「絶対成功する起業の仕方!」とか訳の分からん経営コンサル会社の講座や情報商材に飛びつく
・フランチャイズに興味がある
・時流を読めない
→お前は絶対に何もするな
③自己管理ができない
・金と時間の管理ができない
・見積りが甘い
→銃殺刑
①は女房役がいれば、まだ人間でいられるけれど、②③を併せ持った場合、若しくは女房役が不在になった場合には最もタチが悪い印象。
投機的な動機でなく、高い自意識に根ざす分、死ぬに死なれずにゾンビ化する割合が高い。ビジョンを語る口はあるが、そんな事はそもそも誰も頼んでいないという事を聞く耳は持たない。
“起業に向かない人の「7つの特徴」”
http://www.shinoby.net/2015/05/4893/
1. 完璧を求める人
2. 人のせいにする人
3. 得意分野を持たない人
4. ネガティブな人
5. 健康管理ができない人
6. 夢中になれない人
7. こだわりを捨てられない人
だそうです。
ただ、逆に考えてみれば、これらの要素を持たない人、つまり起業に不向きでない人間なんぞ、世の中にどれ程いるのか?
「自分は経営者としては不向きな性分かもしれない」
「能力があるか分からない」
それでも踏み切る事が出来るというのは、一線を越える事が出来る強さで、それさえあれば経営者になれる。なるだけなら。
「それでも一度きりの人生なのだから思い切ってみたい」
もし思い立ったら、もし迷いを捨てたら、
社会的抹殺が眼前にあるという緊迫感を持ち続け、臓腑を撒き散らすような無惨な姿になる前に自死し、死に損ねた場合や死ぬ勇気がない場合、(あなたの周りが)悲惨な目に合うので、身近に介錯人を用意してほしい。
内臓を投げ付けてくるゾンビくんには辟易しています。武士の魂とはいわないまでもせめて人間でいてほしい。
うどんミュージアムの思い出
香川でなく何故か祇園に立地していたうどんミュージアムであるが、昨年冬に閉店していたらしい。
「京都・祇園 うどんミュージアム破産手続き」
http://www.sankei.com/smp/west/news/150310/wst1503100071-s.html?pdm_ref=rna
そらそうよねえ〜と言いたくなる博物館とは名ばかり商魂たくましいうどん名店会であった。
2014年、天皇賞春。
あの日、パドックでフェノーメノの馬体はピカピカだった。俗に言う黒光りだった。
確信を抱いてフォーメーションを組んだ。ゴール前スタンド、群衆の中私は一人。やはりフェノーメノは眼前を力強く駆け抜けていった。湧き上がる観衆、散る馬券、千切れそうな心臓。
選んだ穴馬は馬券内に来ていた。ついに三連を射止めたと興奮の最中、私は手汗で湿った馬券に視線を落とした。確定が出ても、鼓動は鳴り止まなかった。
ふと誰からかメールが来たので、当たったよ〜遠征したかいがあったなぁ〜^o^とかいう返信をナチュラルに行った後我に返った。ヒモ抜けにより取りこぼしましたと素直に言えなかったあの日。現地の醍醐味である騎手イベントの告知にも気付かず、夕暮れの中、京都市内行きのホームで見た影法師を今でも忘れない。
そんな多いなる失望の中、翌日気を取り直した私が目玉に選んでいたのがここだった。それは観光一等地にひっそりと建っていた。外観はスタイリッシュであった気がする。人は意外なほどいなかった。不穏さを感じながら中へ入ると、うどんの歴史や地域性といった展示は極々一部であり、土産コーナーと試食スペースが主だった作りとなっていた。全国のうどんを集めたのが売りだったようだが、価格設定は試食というか普通に一食分に値していた。そういうことか。昼過ぎとはいえGW真っ盛りにも関わらず静かな施設内。前日で軍資金をすっかり無くしていた私が選べるメニューといえば香川のかけうどんしかなく、自業自得とはいえ倍増した哀愁とともに、前日と全く同じ足取りでその場を離れたのだった。
それにしても何故本場香川に無いのかねと思いググってみたらやはりありました。
「香川に『讃岐うどんミュージアム』が登場」
http://town-meets.com/news.html?id=1104
厳密には一民間企業の工場見学という様式なので、いわゆる博物館ではないですね。
ソウルフードと呼ばれると同時にファストフードでもあるうどん。ミュージアムるほどの需要は無いんだなあということがよくわかる。それなら食文化全般の博物館はと調べたところ、二件発見。
「食と農」の博物館(東京都世田谷区)
http://www.nodai.ac.jp/syokutonou/
東京農業大のアトリウム的施設
日本食券食文化博物館(愛媛県今治市)
http://www.nihonshokken.co.jp/enjoy/tour/highlight.html
リアル晩餐館
バブル感がすごいですね
愛媛は遠いけど、工場と併せていつか行きたいもんだなあ〜と夢を馳せながら再びJRAのホームページを開くのだった。
都内の美味しかったうどん屋
私的ここぞ店を無作為に挙げる随時更新の備忘録
・小平うどん(小平市)
「麺は極太、コシが命、つゆは濃厚具だくさん」
コシというか、最早すいとんのレベル
肉汁うどん650円とコスパ良い
・こんぴら茶屋(品川区)
「麺は太めでもちもち、濃厚なかれー」
とろろ昆布がテーブルに常備してあるのが最高。しかし毎回カレーうどんを注文するのでトッピングする余地がなかった。
サイドの酢の物も美味い。
牛かれーうどん1100円と立地的に少し高め
・二代目甚八(文京区)
「伊勢を伝える」
都内で伊勢うどんが食べられる店。
ただし醤油感が強く甘さ控えめという苦手なタイプのたれ。天婦羅と一緒がいい。
お野菜ビュッフェは、副菜3品程+果物で180円と魅力がすごいよ。
伊勢うどん410円だしコスパも良い。
はなまるうどんでバイトしてた時の話
大学時代は人生の底だったと思う。
どこが底なのか分からなくなるほど転げ落ちていたので、記憶が曖昧です。
確か一年位の間、新宿のはなまるうどんで店員をしていた。何で応募したのかはサッパリ覚えていないけど、多分賄いが欲しかったんだと思う。それしか理由が無い。別に食に困ってたわけではないです。
とにかく中高生の時に一度行ったきりのうどん屋で、私はバイトを始めた。
ひたすら麺を湯掻き、盛付けるだけの日々。一週間のうち一体何日授業へ出ていたんだ。
湯切りの音を小気味よく響かせ、片手で卵を割る程度の能力が身につく頃には、すっかりうどんに洗脳されていたのだった。
〜およそ十年前によく頼まれたはなまる裏メニュー〜
① 出汁抜き
かけを注文する
湯掻いた麺と青ネギだけのシンプルな状態
温醤油の大根おろし無しver
② セルフごまねぎ
かけと追加ネギを注文する
苦情が来そうなボッタくりメニュー(正規だと倍額)であったが今は亡くなった様子
③ ダブルかけ小
出汁分、おトクだね
かけ小は頼み辛いだと?
体感5割位の人はかけ小か中を注文してたから安心して頼めばいいと思う。
さて、唯一の楽しみは賄いのトッピングを何にするか考えることだった。日に100円の控除で好きなメニューをというシステムだったのですが、セルフなのでチートし放題。
そして辿り着いた最終形態。
めかぶ+とろろ昆布+わかめ+とろろ+柚子皮+おくら
カレー+肉増し+温玉
オリジナルメニュー開発に励み続けた結果、通常ラインナップが物足りなくなってしまい、辞めてからはしばらく足が遠のいてしまった。
グラス一杯のはなまる醤油を飲みほしていたリーマンよ、今も生きていますか。
美味しいうどん食べたい
うどんが好きです。
というだけでアカウント取ったくらい暇を持て余している日曜夜。
うどん全般に関する備忘録に使っていこうと思いますが、馬鹿舌の自覚があるので食べ歩きの記録は充実しない見込み。先人達の食べログレビューを見ればよい。
何せ、麺のコシだとか喉越しだとか出汁が効いてるとか、正直わたくし違いがよく分からねえのです。うどんが好きですと言いながら、出会いははなまるうどんである。コシもナニも無いやつ。ただ、あそこの醤油うどんを毎日食べていた時期があって、そこからうどん人生が始まったように想起されます。
湯切りした麺の上に大根おろしと青ネギが乗っただけのシンプルなメニューなんですが、モンドセレクション○年連続最高金賞という胡散臭い触れ込みの醤油に弩嵌りしてしまい、あの頃のわたしは最早はなまる醤油ジャンキーと呼んで差し支えありませんでした。
頼んだことのある人は分かると思いますが、箸をつけている最中の丼と言えばひでー有様で、ふやけた揚げ玉、斑らな醤油色に染まった延びかけの麺に乾燥しかけたネギが絡まり、必ず中盤位で幼稚園児の食べ残しが出来上がります。壁際端のカウンター席を選び、腹減りでも小サイズに留め、手早く済ませるのがスマートです。
けして快適な食空間とは呼べないはなまるうどんにそれでも通ってしまったのは偏に中毒性によるものでした。
そんなぼくのかんがえるさいきょうのうどん(暫定)は、うどん界の中でもB級の感が強い武蔵野うどんであり、その中でも「小平うどん」という名前の、やはりけっして意識が高いとは言えない、例えばつるとんたんやあんぷくといった創意工夫を凝らしたシティ派とは対照に位置する店の作るうどんが5年間頂点の座に収まっています。
掛け値なしに、荒々しく力強いフォントの示す通りの盛付けです。食券機はラーメン屋のそれに近く、うどん界の二郎…までは行かないけれども、一般的な胃に優しい的イメージからは程遠い存在です。然るに毎日会いたくはないやつ。だがふと思い出すあのビジュアル…
忘れらんねえんだ…
もう随分前に閉店してしまった(これまた小平市にあった)「山川」という武蔵野うどん屋の他、記憶に残る店は今のところ香川のカレーうどん屋(名前忘れた)位くらいなものです。
そもそもの母数が少ないという疑惑がありますが、他の追随を許さない強烈な味や見た目に惹かれる傾向があります。
複雑な出汁の配分が織りなす繊細な味わいを理解できる日はしばらく先の話と思いますが、究極、自分の好きな味を自分で再現したいというのが今の目標です。
美味しいうどんの話をひとつもしていないということはさておいて、意外とネタはありそうなので、内容はともかく、当面は記事を書き続けること自体に意義を見出したい。うどん好きによるうどんをもっと好きになるためのブログ。